健康の定義について
1947年に採択されたWHO憲章では、前文において「健康」を次のように定義しています。
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)」
その健康を阻害する要因として言われているのが、多くのストレスです。ストレスは、「生活環境要因」「社会環境要因」「食生活要因」「飲酒」「喫煙」等々から健康な身体を攻撃して私たちの身体を蝕んでいきます。そのストレス過多から体内には悪玉活性酸素が発生して、身体をさび付かせ(酸化させ)老化やがん、生活習慣病へと導いていきます。
体内で発生した悪玉活性酸素を出来るだけ除去できるカラダを維持することが大切で、それにより免疫力を高め、老化やがん、認知症、生活習慣病などの予防につながります。
活性酸素による身体の酸化を抑えることを「抗酸化」と言い、活性酸素を抑制する働き(活性酸素から身体を守ること)を抗酸化作用と言います。
活性酸素とは?
老化や病気の一因として耳にする「活性酸素」。
生きていく為に酸素を吸っている人間は、活性酸素によって酸化=老化とは切っても切れない縁です。呼吸で取り込んだ酸素のうち約2%が化学的に活性になって非常に強い酸化力を示す物質に変化し活性酸素が発生 します。
活性酸素は、環境汚染(排気ガス・放射線・紫外線・水質汚染・大気汚染)、異物混入(細菌・ウィルス・カビ・タバコ)、激しいスポーツ、ストレス、病気等の影響によっても体内で大量に発生します。ただし、活性酸素には、善玉活性酸素と悪玉活性酸素の2種類があって全てが悪者ではありません。
善玉活性酸素(スーパーオキシド等)は、 高い反応活性により、外部から入り込んだ細菌・カビ・微生物等を殺菌・除去する役割を持っていて、神経伝達や血管新生、 免疫力向上等で生命維持になくてはならない必要なものです。
一方、悪玉活性酸素(ヒドロキシラジカル等)は、非常に強い酸化力で酸化させて細胞に損傷を与えて身体を酸化(=老化)させて、病気や老化を促進させる悪い活性酸素です。 酸化させない為には、悪玉活性酸素だけを除去する事がカギとなります。
水素が抗酸化物質の中で優れている訳は?
一般的にビタミンC・ビタミンE・ポリフェノールなどの酵素を多く含む「抗酸化食品」を摂る事で、活性酸素を減らせる事は有名ですが、それらの食品は全ての活性酸素と反応するので、体に必要な善玉活性酸素まで減少させてしまいます。 更にそれらの食品は抗酸化物質だけではないので、消化吸収した後に老廃物も発生して老廃物がまた酸化してしまう弊害を伴います。水素が他の抗酸化物質と最も違う点は、善玉活性酸素には反応せずに悪玉活性酸素とのみ反応して無害な水に変わる事です。 更に他の抗酸化物質は、分子が大きいので脳の中に入ることができないのですが、 水素は最も小さい原子なので、脳のフィルターまでも通過して脳の中にまで入っていくことができます。
水素は水にも油にも溶けるので、脂質の細胞膜を通り抜け、細胞内にも入れるのです。
水素は厚生労働省から食品添加物として認められており悪玉活性酸素と反応しても無害な水に変わるだけなので取りすぎても体に害はありません。
水素が悪玉活性酸素を除去出来る事で、医学者や化学者が老化や病気の治療や予防に役立てる研究を進めています。
水素は悪玉活性酸素だけ反応して水に変わる!
なぜ、水素は体に害のある活性酸素だけを取り除くことが出来るのでしょうか?
活性酸素には、「善玉活性酸素」と「悪玉活性酸素」の2種類があるのは前述の通りです。
この善玉と悪玉の活性酸素には性質の違いがあり、その違いが水素と関係しています。 善玉活性酸素と水素は同じ球体同士でお互いに反応しない性質を持つのに対し、悪玉活性酸素はギザギザしていて吸着力が強く水素と反応しやすい性質を持っています。反応しにくい性質同士の善玉活性酸素と水素は反応することなく、吸着力の強い悪玉活性酸素とのみ水素が反応して無害な水に変わりる特性があるのです。